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ワイワイタイランド.COM >  コラムカテゴリ >  すごいぜ ながおか先生 >  【相談】正直者は救われる。ビザの手続きで嘘をついてはいけません。

【相談】正直者は救われる。ビザの手続きで嘘をついてはいけません。


【質問】

 

こんにちは。
私は日本人で、妻はタイ人です。妻は前の夫である日本人男性との夫婦関係で取得した日本人の配偶者ビザで日本に滞在しています。今はその男性と離婚し、私と再婚しました。現在、妻の在留期限が迫っており、私を新しい夫として日本人の配偶者ビザの更新をしたいと考えています。
しかし、心配なことがあります。それは妻が前の夫と離婚する前に私と交際していたことです。妻が私と出会った頃には既に前の夫と一緒に住んでおらず、私達は出会ってすぐに恋に落ち、同居しました。前の夫と離婚する前、妻は私と一緒にいるために前の夫に頼み、前の夫と夫婦関係を維持しているということで日本人の配偶者ビザを更新しました。
その時、私はこのことを深刻に考えませんでしたが、今思えば妻が不正をしていたと思います。私と結婚し、私との夫婦関係でビザの更新をしたいと考えるにあたり、「妻の不正が入管にばれてしまったら、ビザの更新が出来ないかもしれない。」ととても心配しています。
私達夫婦はどのようにしたらこれからも一緒にいられるでしょうか。

 
 
【答え】
 
サワディーカップ!長岡です。今回のケースについて奥様がビザの更新を行う場合、入管は奥様と前夫との関係について間違いなく質問をするでしょう。それに臨むにあたって私から2点申し上げます。
 
1.陳述すべき内容について全て真実を告白するべきです。
 
2.現在の夫婦関係、つまり今のあなたと奥様との関係が真実の結婚であるならば、必ずあなた方ご夫婦は一緒にいられるようになります。
 
そのためにどれ程の手間と時間を要するか、お話をじっくり伺わないと判断ができませんが、世の中を見渡してみればあなた方ご夫婦のようなお悩みを抱えている方は多く、私たち事務所も類似の事例を多く手掛けてきました。その結果、全てのご夫婦が今一緒に暮らしています。それはあくまでそれぞれご夫婦の関係が愛情あふれるものであったからです。
私の入管手続きの専門家としての経験から感じることは、入管は正直さを好み、嘘をつくことを最も嫌います。このように正直な者が救われる審査というのは良いと思います。逆に入管は審査に必要な情報が隠されたことが分かった場合、在留資格を取消す等の厳格な対処を行うことがあります。近年この厳正処分の傾向が強いでしょう。
あなた方ご夫婦が今般の在留期間の更新にあたり何かを隠そうと思っても、恐らく入管はおかしなところに気が付くでしょう。私たちの事務所にも日々様々な相談者がいらっしゃいますが、隠していることはすぐに分かります。それが専門家の力です。
申請において過去を正直に告白した結果、入管はあなた方ご夫婦の関係を尊重し、上手く在留期間の更新ができるかもしれません。場合によっては一度タイに帰国し、改めて日本人の配偶者のビザをとって来日するように指導される結果となるかもしれません。
いずれにせよ堂々と胸をはってお二人の夫婦関係を主張する申請を行ってください。その方が良い結果に結びつきますし、将来の永住許可申請にも良い影響を与えるでしょう。正直であることが安泰な夫婦関係を支えることと思います。
それでもご心配であったり、「効果的な伝え方がわからない」際には是非とも私たち事務所までご相談にいらっしゃってください。

 

 

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