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【相談】住宅購入

img_q私は就労VISAを許可されていて日本での生活が8年になりました。日本での生活が気に入っていて今後も日本で生活をする事を考えているので、住宅の購入を考えています。しかし、外国人の私では住宅ローンが通り難いので思案していたところ、日本に来てからお世話になっていて大変信頼のできる日本人から代わりにローンの名義人になってあげると言われました。このような方法で家を購入することはできますか?

img_a質問の意味が理解できないのですが、私なりに解釈すると「あなたは家を買いたいがローンを組めないので、代わりに日本人Aさんが金融機関の審査を受けてローンを組んでくれる。そして月々の返済をあなたがAさんの銀行口座に入金して実質的な返済はあなたが行い、その家にはあなたが住む。そして、ローンを返済し終わったら家の名義をあなたに変更する」ということでしょうか?
その様な話は聞いた事がありませんが、もしそうだとしたらAさんの人間性の善悪に関わらずやめるべきです。まず、銀行に対する名義人がAさんである以上その家の所有者はAさんになります。もちろん銀行もその家に対し抵当権をつけているでしょうから、Aさんが何らかの理由であなたから入金されたお金を銀行の返済に充てず返済がされなかった場合、銀行は抵当権を行使してその家を差押え処分(売る)することになるでしょう。
そうなった場合、通常あなたはその家を出て行かなくてはならなくなります。このケースではあなたは銀行に対する直接の借金は残らないので、あまり大きな損害はないようにも感じますが、自分のものになると信じて支払っていただけに精神的な痛手を負うのではないでしょうか? また、仮にその様なトラブルがなくすべてが返済され、当初の約束どおり名義をあなたに変更する際には贈与税などの余分な出費がかさむでしょう。そのようなトラブルが待ち構えている道を選ぶより、もうしばらく我慢してご自分の名義で購入するのが一番です。
あなたが現在住宅ローンを組めないのは外国人であるという理由以上に期限付きのVISAであることが大きな原因でしょう。期限があるVISAの場合には大きな借金は難しくなります。貸す側も当然ながら返済能力を審査するのであり、その際に期限付きのVISAの人ではいつ外国に帰国してしまうかわからないからその様な人には大金を貸せないというのが実情だと思います。その点、永住を許可されている方はそのあたりの信用力が格段に違うのでローンを組んでいる方も沢山います。あなたは現在就労VISAを許可されて7年という事ですから、順調に行けばあと3年ほどすれば永住を許可される可能性がありますので、永住を取得してから自己名義で購入することをお勧めします。