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ワイワイタイランド.COM >  コラムカテゴリ >  ジャアク商会のガヤガヤタイランド >  【情報】タイ国民はなにを求めているのか?

【情報】タイ国民はなにを求めているのか?

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プーケットで見たクリーンな選挙をアピールする「買収には応じません」の看板。

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公示を見ながら投票を検討する有権者。真剣に考えて投票した国民の意志はいつ反映されるのか。

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すんなりアピシット氏が首相になると思われたが……現実は複雑だった。
覚めていたようにも見えたが、やはり盛り上がった昨年末の総選挙。12月はこの選挙のため合計5日間の飲酒規制が敷かれ、交通機関が割引になり、投票日翌日が臨時休日となるなど、国を挙げての大イベントとなった。

注目されたのは武力で政権を奪取した現政権が勝つのか、それとも排除されたタクシン元首相派が盛り返すのかの一点だった。地方ではいまだに強く支持されているタクシン派は、バンコクで強い基盤を持つアピシット党首率いる民主党を圧倒できるのか。ほぼ無策といっていい経済政策で失望感の強いクーデター派は、実際どこまで国民に支持されているのか。最後はほとんど国民投票の様相となって、その結果は…。

結果はタクシン派の返り咲き。解体されたタイ・ラック・タイ党(タイ愛国党)を受け継ぐパラン・プラチャーチョン(人民の力)党が多数を得て終了した。クーデターを起こした現政権は国民によって否定されたのである。

しかし、これはクーデター派にとっては非常に深刻な結果だった。タクシン色が強くなれば当然のように彼らは逆襲を喰らう。恨みはらさでおくべきか…。追放されたタクシン氏の怒りがどれくらい強いかは、怖くて想像したくもないだろう。

となれば、やはり勝たせたくない。そういう理由かどうかは知らないが、パラン・プラチャーチョン党の当選者の数が次々と減っている。理由は選挙違反で、これはタイ・ラック・タイ党全盛時も派手に行われていたから納得もできる。しかし、選挙そのものが無効だとする訴えが最高裁判所に提出されそうな動きもあるらしい。もしこの訴えが認められて選挙の結果が反故となり、暫定の軍事政権がそのまま居座ったら…。アジアのどこかにそういう国がありますからね。いくらなんでもそこまではならないだろうが、状況次第ではタイもそうなってしまう恐れがある。

国会は2年近く存在していない。国民はそうした事態に失望しているのか、それとも慣れてしまったのか。外国人で旅行好きの私はタイが今以上に発展して、日本のようになってしまうと味気なくてつまらないと考えているが、ひょっとしてタイ人も実はそう思っていたりするのか…どうなんだろう?