親切で優しいので在日タイ人からは大好評!
どんな難題にも一生懸命取り組む姿が人気の秘密。

※法律も年月とともに変わります。昨年は大丈夫だったケースでも「今年からダメ!」という場合もあります。
また個々のケースによってはこの対応だけでは不十分な場合もありますので
あくまで参考としてご覧の上、専門家へご相談いただければと思います。

第71回(2010年11月号)  日本の中古車をタイで売るビジネスをしたいです!
   福岡県の大学に通っているタイ人です。卒業したら、日本とタイをつなげる大きなビジネスを自分で立ち上げるのが夢です。日本の中古車は安くてきれいです。そこで日本の中古車をタイへ輸出するビジネスを考えているのですが、中古車の輸出入をする際に必要な手続きや免許などのライセンス、それから今のうちに勉強しておいた方がいい事はありますか?


  あなたは中古車輸出の事業を行いたいようですが、あなたは外国の方なのでVISAのことも考えなければなりません。あなたは大学生なので現在のVISAは「留学」であると思います。そして卒業後に事業を営むのでしょうから、現在の「留学」VISAから就労VISAのうちの「投資経営」に変更することを視野に入れなければなりません。

  そのことを前提に考えると先ずは中古車輸出を目的とした法人(会社)を作る必要があります。この手続きはあなたが事務所をおきたい住所地を管轄する法務局で行います。そして次に行うことはあなたの会社がある地域を管轄する警察署で「古物商」の許可を得ることです。この手続きが完了すればあなたは中古車を仕入れることができるようになりますが、あなたの目的は輸出であるので次に行うことは税関への申告です。

  車に限らず海外に輸出(輸入も含む)をする際には空港や港にある税関に貨物の種類や品名、数、価格等を申告して、必要な検査を受けた後に輸出をしなければなりません。この手続きを行わないと「密輸」になってしまうからです。そしてこの輸出の申告はあなたも行えますが大変頻雑な手続きなので、多くの輸出業者は「通関業者」と呼ばれる税関への輸出入申告を代理で行う業者に手数料を支払い通関業務を行っているのであなたもこの「通関業者」に依頼すればよいと思います。つまりあなたが今後行うべき事は法人(会社)を設立すること、事業所を確保すること、古物商の許可を得ることです。

  以上が中古車輸出業を営むためにあなたが最低限やるべきことと思いますが、冒頭で触れたようにあなたが現在留学生であるならばVISAのことを考えなくてはなりません。それには事務所が当然に必要ですがよくあなたのような方から「事務所と自宅を一緒にしたい」という希望をお聞きします。少しでもかかる費用を抑えたいという考えからだと思いますが、VISAの審査をスムーズにするため私は出来る限り事務所と住居を別にすることをお勧めしています。全ての手続きを完了させてもあなたのVISA変更が許可されなければ意味がなくなってしまうので準備段階からVISAを見据えて行動して下さい。会社設立からVISA変更までの手続きをあなたが行うことも不可能ではないでしょうが、非常に労力がいる作業になると思いますので、全ての手続きを一括して行ってくれる専門家に依頼してあなたは事業が本格的に始まるまでに仕入れ先や販売先の開拓などに重きをおくのが良いのではないかと思います。

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